タクシーバブルは終了しました

コロナ下での一億総自粛から一転、昨今では逆に「タクシーが足りない、ドライバーが足りない」みたいなことが言われ、バス・トラックなど一部の業界では「今より稼げる職業」としてタクドラへの転職が流行るような事態となっているようです。

アフターコロナの売り上げ急回復に業界関係者のみなさまもお喜びの様子です。(写真は本文とあまり関係ありません)

実際、アフターコロナ下でのインバウンド需要の急回復など、たしかにタクシー需要そのものは堅調に伸び続け、都市部を中心にタクシーがなかなかつかまらないエリアも少なくありません。

しかしかつての同僚たちの話を聞くに、大手系を中心に稼働台数も充足しつつあるため、個々のタクドラレベルでの売り上げは次第に頭打ちになっているようです。

下の記事にもあるように、2023年のピーク時から1~2割減といったところが今年の実感らしいです。

都心タクシー「プチバブル」早くも終焉の業界事情
「もうね、限界まできていますよ」今年に入ってから、中小規模のタクシー事業者からこんな連絡が入ることが度々あった。コロナ禍ではその多くがドライバーや現場サイドからではあったが、当時との違いは“限界”を…

ただ台数が伸びた分、タクシー会社のマクロレベルでは増収増益なので、業界もマスコミもまだまだイケイケの強気モードが主流です。

記事によると大手系ではタクドラ一人の採用に200万のコストを投下するらしいですが、転職エージェントにそんなお金配るより、もっとまともな給与保証するなり無賃労働をなくすなり、あるいはせめて一時金で山分けするなりして現場に還元してくれたほうがよほど人が集まるのでは、と思うのですがね・・・

まあ経営陣にとっては人さえ集まればどうでもいいんでしょうね。。

ここで注意したいのは、転職者目線としてはこうしたタクシー会社や転職エージェント界隈(※業界御用達の新旧メディア含む)の出す情報は眉唾もののポジトークにすぎないということです。

「ここはひとつ例のあれでよろしく」「へっへっへ、電〇さんおたくもワルでんなあ」基本マスゴミとか電〇の客は若いくせに態度LLでろくな人がいなかったです。(※個人の感想です。)

あなたが転職すればタクシー会社はその分確実に増収増益になります。エージェントはシンプルに200万もうかります。テレビであれネットであれCMを流すメディア媒体もウハウハです。

つまりマクロ経済的には大いにプラスであり喜ばしいことです。

でも個々のタクドラレベルでは売り上げ頭打ちのジリ貧どんづまりという事態が起こり得る、というか既にそうなりつつあるというのが現場の実態です。

安易に楽観的な見通しのもとで転職者をかき集めるような業界は、いざ業界が苦境に立ったときは真っ先に人減らしを始めます。

あるいは技術的・コスト的に自動運転が優位となれば、容赦なくそちらに切り替えるでしょう。

個々のタクドラが過当競争で汲々になろうが自動運転で干上がろうが、要は会社としての売り上げ総額と利益さえ伸びていれば業界的にはハッピーハッピーなのです。

転職者としてはこうしたバックグラウンドの事情を十分理解した上で、それでもなおこの業界を選ぶメリットが自身にあるかという点を深く考えて決断する必要があります。

会社や業界が伸びるからといって、それが現場で働く人に還元される保証はどこにもありません。それどころか自動運転が実用化されるまでの向こう十年そこらの穴埋め要員として使いつぶし、用が済んだとたんに体よく切り捨てないと、誰が言えるでしょうか?

そうなったとき、2種免許と接客スキルくらいしかないアラサー、アラフォーの転職活動は悲惨です。それ以上の中高年は完全に詰みです。

くどいようですがタクシー関連で内定を取っている新卒の方は、よくよく将来を熟考して進路を決めてください。新卒カードというこの国の雇用市場で最強の属性をムダに浪費しないためにも。

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