新御堂筋の入口
大阪市内でタクドラをする上で絶対に押さえておかなければならないのが新御堂筋の入口です。
新御堂筋は御堂筋の北端から北へ伸びる一般道ですが、主要部分はほぼ高架化されており、料金所がない高速道路のような状態になっています。このため新御堂筋への出入りは高速道路の場合と同様、所定の出入り口から行う必要があります。
そしてこの新御堂筋が淀川以北の北大阪エリアへ向かう主要道路となっており、特に梅田以南で活動しているタクドラにとっては超重要スポットの新大阪駅へ向かうほぼ唯一のルートとなっているため、この新御堂筋への入り方をマスターすることが新人タクドラにとっての最初の関門となります。
こうしたことは地理試験の講習では全く習いせんが、新御堂筋へ入れないと新大阪や江坂・吹田方面へ行けず、つまりは北向きのロングを引けないということになってしまいます。新御堂筋へ入るルートを覚えることは大阪のタクドラにとっては死活問題なのです。
逆に新御堂筋をマスターすることで、淀川以北での営業が格段にやりやすくなって営業の幅も広がりますので、新人の方はぜひ積極的に新御堂筋の出入り口をマスターするようにしてください。
新御堂筋経由の仕事はほぼ中距離以上確定な上、(あまりこういう言い方は好きではないですが)客層が他エリアよりも断然に良く、料金でゴネられたりするようなトラブルはほぼ皆無です。慣れてくると「新御堂筋から行って」と言われると条件反射的に心の中でガッツポーズしてしまうくらいでした。
しかし流しやアプリでは新御堂案件も全然珍しくなかったのに、なぜか会社からの配車では新御堂に乗る案件をほとんどもらえなかったのがいまだに謎です(?_?)ノシ もちろん全くなかったわけではないですが、覚えているのは梅田界隈から迎車進行で(※お迎えにかかる料金、通常の利用額に上限1~2㎞分だけ「迎車料」を加算)東三国界隈の飲み屋まで行って予約時間まで待たされた揚げ句、ワンメーターの料金でゴネるような酔っ払いを至近距離のご自宅まで送るようなクソ案件ばかり、まともな案件は皆無でした( ノД`)
・・・あれ、絶対うちの会社貧乏くじの客だけチョイスして新人に投げてたんやろな。。(憶測)
なので私自身は流しでは新御堂というか梅田以北にはなるべく近づかないようにしてましたwww
入口1 南森町
国道1号を東から西へ向かい、西天満交差点を過ぎたところで下道(国道1号)と高架(新御堂筋)に分岐します。高架へ乗ればそのまま北向きにカーブして新御堂筋の起点に入れます。
この入り方をするのは主に堺筋よりも東側から走ってきた場合です。堺筋およびそれより西のエリアから走ってきた場合は状況によって「梅新」またはその北の「鶴野町北」から入ります(下記)。
入口2 梅新
国道2(1)号以南で堺筋より西のエリアからの場合はここから入るのが普通です。
堺筋を北上してきた場合は一見南森町の入り口の方が近いように見えるし、普通のナビもそのルートで案内してきますが、よほどの深夜早朝でない限りは裏道(※別記事参照)を活用して西天満交差点の渋滞を回避するのが定石です。
入口3 鶴野町北
梅新に比べると少し影が薄いですが、四ツ橋筋を北上してきたときに梅新へ向かおうとすると、桜橋交差点の手前から国道2号線への右折車線が大渋滞していることがよくあります。
この場合、漫然と右折レーンに並んでしまうと渋滞から抜けるのに10分以上かかってしまうケースもあります。
その場合は無理に国2へ右折せず、そのまま直進して大阪駅前の通りを右折して都島通へ入り、堂山町交差点を左折して鶴野町北へ行くと新御堂筋へ上がることができます(下図)。
ちょうど交差点の真ん中、北行き車線と南行き車線の間に新御堂への上り口があります。
交差点の信号で右車線に寄りたくなりますが、右車線は右折専用なので中央のレーンが正解です。
しかし市内って専用レーン多すぎ。。。まじ分からん。
新御堂筋でどこへ行けるの?
新御堂経由で最も頻度が多いのはやはり新大阪駅です。多い日は三度、四度と行くこともありますのでいやでもすぐに覚えると思いますが、新大阪(とその手前の西中島)への出口は右車線なので、新御堂に乗ったらなるべく早めに右の車線に寄っておくとスムーズです。
この他、東三国や江坂あたりが主な行き先ですが、深夜になると緑地公園や桃山台のような5,000円超になるロングも出ますので、この辺りの出口周辺の地理は早めにおさえるのが吉です。
新御堂筋は下り方も要注意
新御堂筋は料金所こそありませんが構造は高速道路と同じですので、下りるときも高速道路と同様に走行車線のチョイスに注意が必要です。下りる場所を間違えると次の下り口までそのまま行くしかありません。
特に実車中(※お客さまを乗せている状態)に下りるポイントを間違えると重大な料金トラブルになります(※タクドラは道を間違えると自腹弁償が基本です)ので、必ず事前にどこで下りるかをきちんと確認した上で車線を選んで走ることが重要です。
また新御堂筋を走行中はすぐ下りれるとは限らないので、アプリや会社からの無線配車システムも「回送」の状態にしておくほうがよいと思います。システムが自動で配車除外エリアにしてくれる場合も多いと思いますが、間違って新規の配車依頼を取ってしまうと次の出口からとんでもない距離を引き返さなければならなくなったりします。(※最悪キャンセルするのもありですが会社やアプリからの評価に響くので避けたいところです。)
渋滞情報に気をつけろ!!
新御堂筋には信号がなく、いったん乗ってしまえば後はスムーズに流れることが多いのですが、高架道路なだけに事故が起きると大渋滞になります。
この場合知らずに乗ってしまうと逃げ道がありません。新御堂筋で大渋滞に巻き込まれないためには、事故が起きていないか、常に交通情報に気を付けているしかありません。
また事故が起きていた場合でも、事故がどこで起きたかによって他の入り口から上がれば渋滞に巻き込まれずに済むケースも多いので、普段使わない出入口でも複数の入り方を知っておくと、いざという時に役立ちます。
あと、梅田から北上する場合の新御堂筋特有の混み方として、左側の車線が混んでて一番右の車線だけ空いているというパターンがあります。この場合、新大阪駅(と西中島方面)へ行くときは渋滞に並ぶ必要はありません。迷わず右車線へ突入でOKです。
そうでない場合はおとなしく渋滞に並びましょう。新大阪の手前まで来てから強引に割り込むタクシーとかも時々見かけますが、完全なマナー違反です。一般ドライバーはともかく、プロの所業ではありません。
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