タクドラという職業の終焉

何か最近やたらとタクシーがらみの事故のニュースを目にするのですが、気のせいでしょうか? 夏になると増える気がしますが、なんでなんでしょうね?

最後のは少し古いですが、きっとこのドライバーの方も相当無理して仕事してたんでしょうね・・・

もちろんタクドラは走れば走った分稼げます。特に今はインバウンド需要も盛り返し、私がやっていた時期などとは比べ物にならないくらい稼げている方も多いんじゃないでしょうか。

ただ多く稼ごうとすればするほど、その分事故や違反のリスクも比例して増えるのがこの仕事の避けがたい宿命です。

また仮にそれをスキルや経験値でうまく潜り抜けたとしても、「隔日勤務」という人間の自然な生活リズムを無視した勤務による健康へのダメージはごまかせません。

1年2年でどうにかなることはなくても、5年10年と続けるうちに見えないところで体にダメージが蓄積し、健康はじりじりと損なわれていきます。

というかよほど普段から健康や運動に気を付ける人以外、大半の人は数か月もしないうちウエストのサイズとか肌荒れとか目に見える勢いで劣化します。アラフォー以上の劣化具合ときたら、もう。。。

そんでもってこれ、自動運転。まだまだよその国の話だと思って油断してたら、そう遠くない未来に痛い目を見ることになるかもしれません。

今は遠い国の出来事のようでも、日本の行政って一見保守的なようで、政財界の利益になることに関してはめちゃくちゃ迅速だったりします。

今のところ業界団体は自動運転の導入にも表向き慎重なようですが、本音の部分ではタクシー会社は何も困りません。困るのは末端のタクドラだけです。

むしろ資金力のある大手にとっては人件費を圧縮して会社の収益機会を拡大する絶好のチャンスです。自動運転を導入できれば人間と違って賃金だの労働条件だの労基に言われることもないし、隔日勤務はおろかメンテ中を覗いて24時間連続稼働させることだって余裕ですからね。

ライドシェアにしても表向きは雇用うんぬん言ってましたが、ふたを開けてみれば何のことはない、なし崩し的に「日本版ライドシェア」なるものが導入され、既存の制度が崩れ始めています。こうした動きはあまり大きく報道もされませんが、タクシードライバーという職業には大きな影響があります。

おそらく自動運転も同じような流れになるのではないでしょうか?

何度も言いますが、タクドラという職業に未来はありません。

アラサー、アラフォーなんて論外、50代以上でもリタイアまであと数年とか、とりあえず目先の緊急避難でという場合以外はお勧めできません。

新卒・・・? 悪いこと言わないから顔洗ってもう一回就活やり直してきな。。。

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コメント

  1. H より:

    ブログ拝見させていただきました。アラフォーのまだ3ヶ月ほどの新人ですが、すでに辞めたく色々考えております。昼日勤ですが、ある程度の売り上げを上げるには12時間は走る必要があり、毎日それをやるのが苦痛になってきました。また、朝は7時から10時までに出庫すればいいとのルールですが、私はだいたい9時スタートで夜9時くらいに帰ってくると内勤にもっと早く帰ってこいと文句を言われます。意味がわからないのと、割に合わないのですぐに辞めたいですが、2年縛りの2種免許の返金がネックですぐに辞められずどうしようか考えています。
    ブログ主様が辞められた際は一括返金されたのでしょうか?また、この費用については分割は会社によっては可能なのでしょうか?
    今現在はお仕事は何をされていますか?質問ばかり申し訳ありません。今後の参考とさせていただきたく質問をさせて頂きました。

    • ghmd より:

      コメントありがとうございます。返信おそくなってすみません。。
      内勤はドライバー側の事情なんて関係なく、おそらくは走行時間が規定を超過していると役所から怒られるから、または夜勤務の人に早く車を回したいからのどちらかだと思います。
      私は1年足らずで脱出したので、免許取得費用の16、7万円を丸々返す羽目になりました。たまたま貯えがあったので一括で返しましたが、なければ分割でとなったと思います。そのあたりは会社と相談ですが、悪い会社だと強制的に最終給与から天引きされる可能性があるかもです。その場合は労働基準法第17条で「使用者は、前借金その他労働することを条件とする前貸の債権と賃金を相殺してはならない」と定めているので、労働基準監督署に駆け込むよ的な反撃が必要かもです。
      転職についてですが、私の時はコロナ禍で難航しましたが、たまたま地元で中高年を受け入れてくれるところがあり、非正規ですが固定給と有給も頂けています。今なら中高年でも正職員や業種にこだわらなければ結構まともな仕事もあると思います。

      何はともあれ、お体に気を付けてよい年をお迎えください。