大阪のヤバい道

車を運転していると時々「何かこの道いやだな」と感じる場所に出くわすことがありますが、特にタクシーを運転していると、なぜかそういう場所へ行く頻度がやたらと多くなります。

まあ基本、自分で運転したくないからタクシー呼ぶんですけどね。。。

時と場合によってはこんなゴートゥーヘルな状況で運転しなければならないこともあります。仕事ですから。。

個人のプライベートなら多少遠回りしてでも回避したりできますが、プロドライバーはそういうわけにはいきません。嫌いだろうが苦手だろうが、お客様のため(=会社の指示)であれば飛び込んでいくしかありません。

今回はそういうタクドラ的な目線で要注意のスポットについて解説します。

阪急前交差点

大阪のキタといえばまず「阪急前」です。

地図で見ると分かるのですが、ここは御堂筋・扇町通・都島通・国道176号と茶屋町方面へ向かう道路が複雑に交わる巨大交差点です。

交差点があまりに大きく交差の仕方が複雑なうえ、高層ビルに囲まれて方向が分かりづらく、何度か通ったことがあっても別の方向から進入すると迷子になってしまったりします。

特に都島通から大阪駅方向へ向かうレーンが非常に分かりづらく、私は何度か交差点の真ん中でパニックになりかけました。

また176号から北上してきた場合は右折できないのも要注意です。

私はこれで何回か失敗しました・・・

中央大通

深夜早朝以外でこんなに空いていることはまずありません。大阪の大動脈ですから。。。

中央大通はとにかく車線が多く、側道まで含めると10車線を越える区間がゴロゴロある巨大道路です。また渋滞緩和のため本線が高架になっている区間もあり、並走する高速道路への分岐や流入もあるので、何も考えずに漫然と走っていると一体自分がどこの車線を走っているかも見失ってしまいかねない危険地帯です。

毎年交通事故ランキング全国ワースト10に顔を出す、大阪を代表する事故多発地帯です。

工事や事故、検問による規制なども多発する上、高速道路と勘違いしてぶっ飛ばすD●Nやトラック野郎も出没するので、交通量の少ない深夜でも十分気を付けてください。

あ物流系のトラックは紳士的な方が大半ですので念のため。ヤバいのはほとんど土木・工事系ですね・・・まあ向こうは向こうで「タクシーの運転ヤバすぎ」とか思ってるんでしょうけど。。。

谷町筋のアンダーパス

ぼけっと走ってると突然地底への入り口が・・・ああ、あそこ左折だったのに(阿鼻叫喚

谷町筋では中央大通りのような高架道路とは逆に、本線部分が地下にもぐって交差する道路の下をくぐる構造(アンダーパス)になっています。こちらも信号による渋滞緩和のために設けられた大変ありがたい設備なのですが、ぼんやり流れに乗って本線を走っていると、曲がるべきところを通過する羽目になってえらい目にあうことがあるので要注意です。

地下へもぐる構造上、どうしても高架の場合より圧倒的に見落としやすく、知らない人はもちろん、知っていても直前まで気づきにくいので、タクドラに限らず大阪市内で車を運転される方は十分気を付けてください。

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